「賢い人」と「馬鹿な人」

 表題のワード、検索しがちですよね。 私も一日中このワードにひっかかる記事を読み漁っていたこともあります。(笑)  そして皆さん同じような疑問?違和感?を持ったと思います。
 そうです。「賢い人」「馬鹿な人」「頭のいい人」「頭のわるい人」の分類です。
 記事によっては、この違いを特に意識していないものや、使い分けはしているが自分の感覚とは真逆の使い方のものなど・・・ このせいで最後まで読み進めたのにオチがしっくりこないことも多々ありました(笑)  
なので、『定義』を統一しましょう! 私の感覚の定義を標準にしましょう。JIS規格にしましょう。 

「賢い人」= 正しく考え、正しく学ぶ人。
「馬鹿な人」= 正しく考え・正しく学べない人
「頭のいい人」= 勉強が出来る人、理解が早い人、回転が早い人
「頭のわるい人」= 勉強ができない人・考えない人・学ばない人

ざっくりですが、これでいいです。
大分類は「賢い人」と「馬鹿な人」です。その中に「頭のいい人・わるい人」が居るイメージですね。
そして重要なのは、社会で成果を出せる順番が
「頭はわるいが賢い人」 >「頭はいいが馬鹿な人」 であることです。
学生の頃の成績にしても 頭の回転を自己評価しても、見事に「頭のわるい人」に分類される私ですが、実際に会社員時代は「頭はいいが馬鹿な人」より ”より正解に近い判断” ができていたので、間違いないです。

ですので、この記事に辿り着いた方の中で「私は頭がわるいから・・・」と思っている方、まったく心配いりません! とにかく「賢い人」の分類に入ればOKです。 先ほど定義した「賢い人」の分類に入れば、あとは勝手に成長し、成果が出ます。

では、具体的にどうすれば「賢い人」になれるのか? これが知りたくてこの記事に辿り着きましたよね?(笑)

ズバリ答えは、 「正しく考える」ことです。

「おいフザけるな!そんなこと分かっとんねん!なんか裏技でもあるんか思てここまで読んだのに!」
とお怒りの方々、もう少し読み進めてください(笑)

この ”正しく” の部分が本題なんです。 もう少し言い方を変えると ”正しい手順で、正しい方法で” といった意味なんです。  

定義の部分を見直してみてください。ここに「頭はいいけど馬鹿な人」の意味が詰まっています。
私の会社員時代を例にしますと、直属の部下はとても頭のいい人でした。そして業務上の課題にぶつかった時にはしっかりと「考え・悩んで」いました。真剣に考えていることはよく伝わってきました。しかし、出てくる答えはどれもトンチンカン・・・。しかも 頭がいい からこそ自分が考えて出した答えが正しいと自信をもっており、アドバイスも素直に聞けない といった状態が常でした。 
これが「馬鹿な人」の定義が ”正しく考えられない人” となっている真意です。
自分はよく考える方だから とりあえず「賢い人」かな~ と単純に考えてるそこのたわけ者!
特に意識しなさい!

当然、頭が良いと自己流の考え方でも それなりに正解に近い判断を出すこともあります。しかし、やはり業務上の問題や課題などは複雑なことが多いため、ほとんどがトンチンカンになってしまうんです。

じゃあその ”正しい” 考え方・学び方 とやらはどうやるの?違いは?それをすれば正解が出るの??


そんなもの、ネット・YouTube・書籍 どこにでも転がってますよ。無料で簡単にいつでも手に入ります。
なのにやらないから「馬鹿」なんです。
そして、どんな問題にも100点の答えが出せる思考法なんかありません。
100点の答えは出せないが、最低でも「馬鹿な人」より良い判断が出来る可能性が100%なだけです。
「賢い人」達の中で30点の答えが出せたり 60点の答えが出せたりと頭の良さや経験などで差が付くことはあれど、「馬鹿な人」はそもそも0点なんですよ。

「頭がいいのに馬鹿な人」はもう「どうせ馬鹿ならその頭の良さを俺にくれ!」と思ってしまいます(笑)

・「賢い人」になりたいけど、自分なりの考え方でも成長できるのでは?
・「思考法」などと意識高い系のエリートさんのようなワードにそもそもアレルギー反応が・・・
・ いろんな書籍なんかがある中で、その「思考法」とやらでいいの?

と思っている方、
先述した通り、思考法は確実に正解が出せる方程式などではなく、それどころか単体で「思考法」というものが存在するわけですら無いんです。  「〇〇思考法」や「〇〇シンキング」等々、無数にあるんです。
どの思考法が最適かは、課題の性質や業種、相手の状況 等の様々な要因で変わりますが、どれでもいいんです。

課題にぶつかったときは、とにかく思考法という「教科書」を使おう。

と考えなさい。と導入を促しています。説得してます。説教してます。 
今までの自分の意見が いかに浅はかだったかがすぐに実感できます。自分なりに考えることはとても良いことです。素晴らしいです。 しかし、所詮 数十年生きてきただけです。百年以上、何千人もの失敗や経験などを頭の良い人たちが研究してくれた教科書ですよ? あなたが多少 波乱万丈な人生を生きてきたとしても、残念ですがこの「教科書」ほどの思考には辿り着いていません。 そして、先ほどから言ってるように、「思考法」は一つの答えに辿り着くものではなく、”自分なりに” 考える中のヒントでしかないので、心配しなくても あなたらしさ は残りますよ。(笑)

最後に、
「何が思考法じゃい!ワシは自分の力でここまで成しえたんじゃい!」
「他人の考え方なんぞ聞かぬ!媚びぬ!」
などと謎の自信で スカポンタンな判断を連発している経営者さんへ

あなたの趣味は何ですか? 例えばゴルフが趣味だとしましょう。
後輩が「ゴルフが上手くなりたい~」と相談に来て教えてあげることになりました。
練習場に行ってみるとその後輩は野球のように大きく足を上げてスイングしていました。
あなたは「違うよ!こうしないとだめだよ!」って教えませんか?
あなたは本当に自分の力だけでそのフォームが最適だと開発しましたか?
自分で運動力学だの分析だのを経てあみだしましたか?
おそらく、基本は教わったはずです。他人の経験や研究を基にした「教科書」を使ったはずです。
そして基本を習得してから自分なりの最適なカタチを作っていったんじゃないでしょうか?  
今 成しえているモノ(会社)が世界一の成績を出せているならそのまま「自分の力」で突き進んで下さい。 そうでないなら、騙されたと思って一度、思考法という「教科書」を使ってみてください。


具体的に何から始めれば・・・ 情報が多すぎて・・・
といった方に、あまり気合を入れずに自然に入り込んでいける記事を書いていますので、是非 他の記事も読んでみてください!


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