知らぬ間に使ってた?思考法!
「思考法」を勧められたが、なにやら怪しい・・・ と敬遠している方、「思考法」などと言う怪しげな名称のせいで誤解しているだけです!
怪しいどころか、あなたも普通に使ってますよ?(笑)
思考法なんて そんなに特別なものじゃなくて、身近なものなんだと捉えられるよう、日常の場面を例に話していきます。
例えば、金欠で節約生活を送る冬の寒い日に
「今日は何を食べよう」~「豆腐鍋にしよう!」
と、よくある場面ですが、「何を食べよう」の問題に対して「豆腐鍋」と答えを出すまでに、知らぬ間に「思考法」が使われていたりします。
意識はしていなくても、「何食べよう」→「今日は寒いな」→「暖かい食べ物がいいな」→「鍋は温まるな」「豆腐なら安いな」→「豆腐鍋にしよう!」
のように、問題から答えまでに何らかの経過があるはずです。
この経過が「自分流思考法」を使ってるんです。(笑)
そしてこの「自分流思考法」はほとんどが世間で言われる「思考法」に当てはまるだけ。と考えてもらえばOKです。
例えば上記の例であれば「ロジカルシンキング(論理的思考)」の「演繹法」に当てはまると思います。
こんな怪しい名称の難しそうな思考法を、「豆腐鍋を食べよう~」に自然に使ってたんですよ(笑)
子供に「今日は何が食べたい?」と聞いた場合、小さいお子さんだど「かき氷~!」なんて答えたりしますよね? それは「食べたいもの」に対して「答え」までの過程が少ないのでストレートに「食べたいもの」を答えた状態です。
その場合、「冬にかき氷はダメでしょ」 「なんで~?」 「氷は冷たいから体が冷えるやん?今日は寒いから温かいものがいいんじゃない?」 といった説明をするんじゃないでしょうか?
この場合、「自分流思考法」を使ったことで「今日何を食べるか」に対して より良い答えが出せており、子供もその思考法を学んだことで次回はより良い答えを出すでしょう。
問題に対して最適な答えを出せない子供に、自分流思考法というヒントを与えたことで子供はより良い答えを出せるようになります。
あなたも「自分流思考法」では最適な答えが出せていないかもしれないが、「思考法」というヒント集を使うことで より正解に近い答えを出せるようになります。
「自分流思考法」で出した答えが、その時点でのあなたの最善の答えであり、その答えがあなたの評価になります。 もちろん、それなりに精度の高い「自分流思考法」に辿り着いていて、それなりに正解を出せているかもしれません。
しかし、やはり「自分流」は自分だけのそれまでの経験によって作られるものなので、難しい問題に直面した場合に最適解を出すことは無いでしょう。 良くても ”それなりの正解“ を出して ”それなりの評価” に留まっているんじゃないでしょうか?
先ほどの例で言うと、「かき氷」よりは良いであろう「豆腐鍋」という答えを出して ”まぁ普通の選択かな” くらいの評価を受けている状態ですかね。 さらにその後、奥さんに相談したところ「鍋は具材が多いから節約には向かない!」「温かいだけじゃなくて芯から温めるのは生姜よ!」「〇〇スーパーで豚肉が安売りしてる!」と、「奥さん流思考法」と「奥さんの経験による知識」がヒントとして登場するとどうでしょう?
うまく取り入れて「豚の生姜焼きにしよう」のように より最適に近い答えが出せるようになりますよね?
上記例は日常の場面を想定しているので、内容がゆる過ぎて「最適に近い答え」がしっくりこないかもしれませんが、ビジネスの場面となると「問題・課題」に対して出す答え・判断が自分の評価に直結する以上、より「最適に近い答え」を追い求める必要がありますよね?
あなたが「思考法」を敬遠するのであれば、それは上記例で言うと
「奥さんの思考法は なるほど納得で、経験上の知識や情報も正しい。 しかし私の答えは豆腐鍋だ!」
と言ってる状態です。
そんなこと言わないでしょう?(笑)
食わず嫌いで敬遠するんじゃなく、どんどん思考法を取り入れてください。
100点の答えは出ませんが、少なくとも “より正解に近づく” ことは間違いないんですから。